Cat Tail * cinema

モン母が見た映画のご紹介、我が家の猫・フェレットの写真など♪
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デビルズ・バックボーン
デビルズ・バックボーン スペシャル・エディション
デビルズ・バックボーン スペシャル・エディション
エドゥアルド・ノリエガ


監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
製作:ペドロ・アルモドバル、ギレルモ・デル・トロ
出演:エドゥアルド・ノリエガ、マリサ・パレデス、フェデリコ・ルッピ、フェルナンド・ティエルブ、イレーネ・ビセド、ベルタ・オヘア、ホセ・マヌエル・ロレンソ 他
公式HP
2001年*スペイン*106分*PG-12


レビュー
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
ギレルモ・デル・トロ監督、ペドロ・アルモドバル製作によるホラー。人里離れた孤児院に連れて来られた12歳の少年・カルロス。彼を迎える大人たちの不気味な雰囲気と、どこからか聞こえてくる囁き声に恐怖を感じながらも興味を抱くカルロスだったが…。

お願い、
ぼくの怨みを
はらして…


多分コチラでは劇場公開が無かったと思うのですが、何年か前にキネマ旬報だったか?この作品の記事を読んで(製作がペドロ・アルモドバル監督だし)観てみたくてレンタルショップへ行った時にはホラーコーナーを探していたのですが、なかなか見つける事ができずにいたのですね。
ところが、先日ようやく見つけやっと観る事ができました♪長かった〜
雑誌でこの作品の記事を見たのがまた随分前なので殆ど内容についてはホラーだという事以外は知らなかったのですが、確かにホラーというカテゴリーには入るのですけどもっと深いテーマがあって思っていた以上によく作り上げられた作品でした。

オープニングから良かったですね。音楽、音響とかも良かったし。
周囲には何も無い荒野に佇む孤児院。乾燥した空気と照りつける太陽とは対照的に、大人達の表情には影があり、親を無くしたり離されたりした子供達の悲しみを飲み込み一層深くなるかのような建物の中の暗闇。
オープニングで落とされた中庭に突き刺さっている内戦の象徴とも言える不発弾、瓶に保存された「デビルズ・バックボーン―悪魔の背骨」をもつ胎児。
そう、この作品に出てくる人物―大人も子供も全てが戦争の犠牲者なんですね。
同じ国民でありながら闘わなければならなかった不条理な時代。
舞台が1930年代のスペイン内戦時代なのでこの内戦についての予備知識があったらもっと理解が深まると思います。

序盤のホラー&サスペンス要素を取り入れながら少年カルロスが近づいていく真相が明らかになるにつれそこには深い人間ドラマと戦争の悲劇を大人の視点・子供の視点・更には死者側の視点で描き出してる手法がとても良かったと思いました。
あと、子供達の内面の変化というものもきちんと描かれていたし、その点も良かったなと。
ただ、DVDの特典映像に本国スペイン、アメリカ、日本の予告編が収められているのですけど、日本のはホラーを前面に打ち出してるような感じでこの予告観てホラー映画という事で期待して劇場へ行った人は多少調子抜けしたのかも?
私が(多分)劇場で観れる程度の怖さ?(笑)
ただ単にホラーを前面に打ち出したあの予告とかキャッチコピーは何だかなぁ〜って思えちゃうんですよね。

ラストはあの子達の行く末を思うと何とも哀しくてやりきれない思いでした。
いつの時代も子供達が歩き出す未来があの高く晴れ渡った空のように明るく美しいものであると良い事を祈るばかりです。
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