Cat Tail * cinema

モン母が見た映画のご紹介、我が家の猫・フェレットの写真など♪
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いつか読書する日
いつか読書する日
いつか読書する日


原作・原案・脚本:青木研次
監督・原案:緒方明
出演:田中裕子、岸部一徳、仁科亜希子、渡辺美佐子、上田耕一、香川照之、杉本哲太、鈴木砂羽、神津はづき、田根楽子、馬渕英里何、奥田佳菜子、山口信人、左右田一平 他
公式HP
2004年*日本*127分


レビュー
Amazon.co.jp
牛乳配達とスーパーのレジで働く50歳の独身女性・美奈子(田中裕子)は、読書のみを趣味に平凡な日常を過ごしていた。一方、市役所に勤める高梨(岸部一徳)は末期がんの妻・容子(仁科亜希子)を自宅で看病し続けている。美奈子と高梨は高校時代につきあっていたが、あることが原因でずっと疎遠になっていたが、今もお互い心にとどめていた。やがてそのことに気付いた容子は、ふたりを再会させようとし…。
『独立少年合唱団』の緒方明監督が、中年同士の愛をしっとりとしたタッチで情感豊かに描いたラブ・ストーリーの秀作。

いままでしたかったこと、全部して。

観に行こうと思っていて、結局機会を逃して行けなかった作品。
ようやく4月22日「日本映画専門チャンネル」の日曜邦画劇場で放送されたのを観る事ができました♪

――今後の放送予定――
5月21日(19:30)、26日(10:30)
*レビュー書くのが遅くなったので放送もあと少しですね(汗)
実にしっとりとした「大人の映画」という印象でしたね。
17歳の時に起った事が全ての原因ではないけれど、それきり訣別してしまった男女がそれぞれを想う気持ちを胸の奥底に仕舞いこみ、微妙な距離を保ちながら同じ町で生活をしていたが、余命いくばくも無い男の妻によってその均衡がくずれていく様子を淡々と描いているのですが「架空の町」という設定であえて海を映さずに撮られた監督の故郷でもある坂の多い長崎の町が非常に美しく撮られていました。

ふと、撮影は?と思ったら先日観た「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「赤目四十八瀧心中未遂」などを撮られた笠松則通氏だったのですね。
朝も明けきれぬ中、美奈子(田中裕子)が1人階段を上って行く姿、彼女の息使いや牛乳瓶のカチャカチャいう音、薄暗い部屋、布団の中で美奈子が牛乳を配達する音を聞いている槐多(岸部一徳)の表情など非常に印象的です。

好きなら、想いをぶつけて人目をはばからずに求め合うスーパーの店員マリちゃんとは違い、ストイックなまでに自らの感情を表に出さない美奈子と槐多。
言葉も交わさない、距離を置いてる二人だけれど、ふとした瞬間・・・橋の上から美奈子が槐多を呼ぶ時に「高梨さん!」と苗字を呼んでも気が付かなかった彼が「槐多!」と呼び捨てにした時、ようやく美奈子の方を振り向く・・・ずっと30年余りの長きに渡っても尚、互いが繋がってるあの瞬間が実に良かったですね。

眼鏡橋(多分)の下で仕舞い込んだ自分の想いをぶつけ合い、昇華させるふたり。
田中裕子さん、岸部一徳さん、そして久しぶりの映画出演となった仁科亜希子さんがそれぞれキッチリ演じてらして素晴らしかったです。
また、認知症の夫を支え、美奈子を優しく見守る渡辺美佐子さんも良かった。

――以下ちょっとネタバレ――

封印していた想いを昇華させた二人だったけれど、あっけなく自分の関わった子供を助ける為に溺死した槐多。
走りながら、溺れたのは槐多だと確信していく美奈子。
最後に「本でも読みます。」と言った美奈子の表情が実に良いんですよね。
田中裕子さん、ほんと凄い女優さんだなーって思いました。
観終った後で余韻の残る良い作品でした。
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