Cat Tail * cinema

モン母が見た映画のご紹介、我が家の猫・フェレットの写真など♪
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パリ、ジュテーム
パリ、ジュテーム プレミアム・エディション
パリ、ジュテーム プレミアム・エディション


監督・出演は作品毎に記述(続きを読む以下を参照) 
公式HP
2006年*フランス・ドイツ・リヒテンシュタイン・スイス*120分


レビュー
パリの街をテーマに、それぞれの場所で綴られる5分間の小さな愛のショートストーリー・全18編からなるオムニバス・ムービー。世界中の名だたる映画監督・キャストがこの企画に賛同し集結、それぞれの視点から観光客目線ではないパリで暮らす人々の生活をリアルに切り取る。
2006年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング上映作品。

いろいろある人生だけど、私たちには、いつもパリがある。
パリ、してる。


ずっと公開を楽しみにしていた作品。ようやくコチラでも6月30日から公開。
ファーストデーに行きたかったのですが同じパリが舞台の「恋愛睡眠のすすめ」が平日では観れない時間帯に変わってしまったのでコチラは4日のレディースデーにモン基地と観に行ってきました。
もう、想像以上に素敵でした!パリ、ジュテーム♪


 「モンマルトル」
 監督:ブリュノ・ポダリデス
 出演:ブリュノ・ポダリデス、フロランス・ミューレル 他

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
やっとの思いで前後の車に当てながらも何とか駐車できた男。独り身の寂しさから浮かぬ顔で車窓から通りを行き交う人々を見ていた時に、1人の女性が横を通り過ぎて・・・

駐車スペースを探すのが非常に大変だという坂の多いこの地区から物語は始まります。
少ない会話、表情のアップ、そしてエンディングからこの後の男女がどうなったか。とイマジネーションが広がります。
(どうなったか・・エンディングに用意されてます♪)
たった5分なのに凄い〜〜っ!と感嘆しながら次のエピソードへ・・


 「セーヌ河岸」
 監督:グリンダ・チャーダ
 出演:レイラ・ベクティ、シリル・デクール


(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
セーヌ河岸に座り込み前を通る女性達をナンパする悪友2人の横で、少し離れた場所にいたベールを頭に巻いたイスラム系の女の子が気になるフランソワ。彼女が立ち去ろうとした時につまずき、手を貸した彼はなぜ綺麗な髪を隠すのかと彼女に聞いて・・・

「ベッカムに恋して」のグリンダ・チャーダ監督がパリに住むイスラム系の女の子を取り上げた作品。
フランソワ役のシリル・デクールの表情がとても良かったですね。女の子(レイラ・ベクティ)も芯の強さを伺わせる美しさを持った美人であのエンディングも素敵でした。


 「マレ地区」
 監督:ガス・ヴァン・サント
 出演:マリアンヌ・フェイスフル、イライアス・マッコネル、
    ギャスパー・ウリエル

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
印刷所に英国の女性が通訳のガスパールとやって来る。店主と女性客が奥へ行ってる間、ガスパールは下働きの青年エリーに「何か」を感じ話し掛ける・・。

色合いがガス・ヴァン・サント〜って感じでしたね。温度がそこだけちょっと低いみたいなグレイッシュな感じというか。上手く説明できませんけど(笑)
ギャスパー・ウリエルは前髪が目にかかってあんまり表情が分かりませんでしたど、とっても雰囲気があって良かったです♪
会話の中にカート・コバーン(ガス・ヴァン・サント監督の『ラストデイズ』)が出てきたのにちょっと受けました(笑)
エリ役のイライアス・マッコネルはどこかで見たような・・?と思っていたら同監督の「エレファント」に出演していたのですね。
ラストで彼が走り出す姿がとっても印象的。


 「チュイルリー」
 監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
 出演:スティーヴ・ブシェミ、ジュリー・バタイユ

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
地下鉄チュイルリー駅のホームで電車を待っているアメリカ人観光客の男(スティーヴ・ブシェミ)がガイドブックを読んでいる。「パリは恋人たちの街」と本に書かれているとおり、向かい側のベンチではカップルが熱烈なキスを交わしていて、男は思わず凝視してしまうのだが、彼の視線に気が付いたカップルの男が怒り出し・・・

コーエン兄弟とスティーヴ・ブシェミのコンビですから当然面白い(笑)
結構スティーヴ・ブシェミって好きな俳優さんなんですね。表情がいちいち面白いんですよ〜ラストとか笑っちゃいました。
チュイルリーって「ディーバ」にも出てきたチュイルリー公園がある所なんですね。このメトロの駅も出てきたような記憶があるんですが・・
モナ・リザがなかなか良い演技してます(笑)


 「16区から遠く離れて」
 監督:ウォルター・サレス、ダニエラ・トマス
 出演:カタリーナ・サンディノ・モレノ

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
パリ郊外の団地に住むアナは毎日朝早くから生まれて間もない子供を託児所に預け、何度も何度も乗り換えて16区にある豪華なマンションで暮らす一家のベビーシッターをしている・・・

どこかで見たような?と思ったら(作品は観てないけど)「そして、ひと粒のひかり」に出演していた女の子だったのですね。
彼女の住む団地から高級住宅街の16区は本当に遠く離れてて、彼女の生活と仕事場である16区のマンションに住むブルジョア家庭の格差をまさに表しているような感じでした。
彼女の子守唄と赤ちゃんの笑顔、そしてマンションの窓から遠くを見ている彼女の目がとっても印象的。


 「ショワジー門」
 監督:クリストファー・ドイル
 出演:バーベット・シュローダー

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
シャンプーのセールスマンをするミスター・アイニーはチャイナタウンにあるマダム・リーの美容室にやってくる。手荒い歓迎を受ける彼だが、マダム・リーにぴったりのヘアスタイルを提案し・・・

最初にクレジットがなくても「クリストファー・ドイルのかな?」って分かるって感じ(笑)ちょっと分かりにくい部分もありましたけど、なかなか面白かったです。


 「バスティーユ」
 監督:イザベル・コイシェ
 出演:セルジオ・カステリット、ミランダ・リチャードソン
    レオノール・ワトリング


(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
レストランで妻を待つ男。妻を愛していない事に初めて気が付いたこのレストランで男は妻に別れ話を切り出すつもりだった。しかし、店にやってきた妻からある衝撃的な話を聞かされて・・・

このバスティーユって「猫が行方不明」でも出てきたところだったのですね。
夫(セルジオ・カステリット)の愛人がレオノール・ワトリングというのにビックリ(笑)赤いトレンチコートが印象的に使われていましたね。村上春樹の本が出てきたのも驚きましたが、フランスでも大人気だそうでそれはそうだ。と納得(笑)
夫目線で語られる夫婦の関係、そして彼の気持ちの変化が短い時間にも関わらずよく描かれていました。


 「ヴィクトワール広場」
 監督:諏訪敦彦
 出演: ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー
    イポリット・ジラルド

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
「ママ、カウボーイは今もいるんだよ」無邪気にそう信じていた最愛の息子を1週間前に亡くしたスザンヌは夫の慰めの言葉も届かず泣き暮らしていた。そんなある晩、息子の声が聞こえて思わず外へ飛び出した広場で彼女は馬に乗ったカウボーイと出会う・・・

わが日本から参加の諏訪監督作品。アンデルセンの「墓の中の子ども」をベースにされているそうですね。
夜の広場。濡れた石畳が非常に美しく、静かな広場に響くひずめの音、子ども達の声、そしてジュリエット・ビノッシュの演技が素晴らしくて非常に余韻の残る作品でした。


 「エッフェル塔」
 監督:シルヴァン・ショメ
 出演:ヨランド・モロー、ポール・パトナー


(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
エッフェル塔近くに住むひとりの男。彼にとってパントマイムは人生の全てなのに気味悪がって誰も相手にしてくれない。不審者と間違われ、放り込まれた留置場で女性のマイム・アーティストと運命的な出会いを果たし・・・
『ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメ監督の実写作品。
もう、とっても温かくて素敵なお話でした♪
女性のマイム・アーティスト役のヨランド・モローって「アメリ」でコンシェルジュ役の方だったのですね。全然分からなかったです〜


 「モンソー公園」
 監督:アルフォンソ・キュアロン
 出演: ニック・ノルティ、リュディヴィーヌ・サニエ


(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
モンソー公園近くの通りで初老の男と落ち合うクレア。通りを歩きながら二人の間で交わされる緊迫した会話。一体彼女に何が起こっているのか・・・
最後までワンカットの長回しで、通りを歩きながら交わされる緊迫した会話が終ってみたら・・えぇ〜そういう事か。とオチがなかなか面白かったです。
ニック・ノルティとサニエ嬢というキャスティングもちょっと意外でしたけど、良かったと思います。


 「デ・ザンファン・ルージュ地区」
 監督:オリヴィエ・アサイヤス
 出演:マギー・ギレンホール、リオネル・ドレー
    ジョアンナ・プレイス

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
映画の撮影でパリにやってきているアメリカ人女優のリズはドラッグの代金を支払うために売人のケンと共に近くのATMまで行くが、高額紙幣しか無かった為に小銭を作るために近くのカフェへ入る。そこで彼女が女優だと知ったケンは撮影を見たいと言い出し・・

マギー・ギレンホールのフランス語がなかなか良かった。
彼女がATMでお金を下ろす時の彼女に当っている光の具合が絶妙♪
後ろで待っているケンの触れそうで触れない手が印象的。


 「お祭り広場」
 監督:オリヴァー・シュミッツ
 出演:セイドゥ・ボロ、アイサ・マイガ

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
自分を心配そうに見つめるソフィにコーヒーでも飲まないか?と何度も誘うハッサン。しかし彼は何者かに腹を刺されて瀕死の重傷だった・・・

5分間にギュッと詰まったハッサンの想い。胸がキュンとなって涙出ちゃいました。
パリには移民も多く、この物語のハッサンや「16区から遠く離れて」のアナのように華やかなパリのイメージとは正反対に遠い異国の地で日々の生活に追われる人々がいるという一面を見せてくれた物語でした。


 「ピガール」
 監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
 出演:ファニー・アルダン、ボブ・ホスキンス

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
ネオンが瞬く歓楽街のピガール。覗き部屋にやってきたボブの個室にバーで短い会話を交わした女性が入ってくる・・
二人の会話にちょっと「?」マークだったのですが、ラストでそういう事か。と納得。
ファニー・アルダンとボブ・ホスキンスというキャスティングが何ともミスマッチぽくて逆に面白かったです。


 「マドレーヌ界隈」
 監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
 出演:イライジャ・ウッド、オルガ・キュリレンコ
    ウェス・クレイヴン

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
深夜の街。バックパックを担いだ青年が出会ったのは人を襲ったばかりの美しいヴァンパイア。驚く彼に気が付いた彼女は彼を襲うとするが・・・

何と、撮影監督ははあの永田鉄男さんだったのですね!
ちょっと「シン・シティ」を彷彿させるような「血」を強調し、イライジャ・ウッドの頭部から出てきた血がハート型だったのが受けました♪
吸血鬼の犠牲者役は次の「ペール・ラシェーズ墓地」を撮ったウェス・クレイヴン監督だそうです。


 「ペール・ラシェーズ墓地」
 監督:ウェス・クレイヴン
 出演:エミリー・モーティマー、ルーファス・シーウェル
    アレクサンダー・ペイン

(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
フランシスとウィリアムは結婚を1ヶ月後に控えたカップル。彼女の希望で有名人が多く眠るこの墓地へやってきたものの、オスカー・ワイルドの墓にキスをする彼女を見た彼が「不潔だ」と言った事から大喧嘩に・・・

この墓地は何度かTVでも見たことがありますが、オスカー・ワイルドのお墓にキスをするのは初めて知りました(笑)
彼と彼女の感覚の違いというのが面白かったですね。
「14区」を撮ったアレクサンダー・ペイン監督がオスカー・ワイルドの幽霊役。


 「フォブール・サ・ドニ」
 監督:トム・ティクヴァ
 出演:ナタリー・ポートマン、メルキオール・ベスロン


(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
目の不自由なトマはある日突然電話で恋人から別れを告げられた。恋人フランシーヌとは女優志望の彼女がヒモに監禁された娼婦のセリフを練習している時に、彼女が本当に危機に晒されていると勘違いしたトマが開け放たれた部屋から声をかけた事がきっかけだった・・・

この企画で一番最初に撮られていたトム・ティクヴァの作品。好きな監督なので一番観たかったエピソード。
出会いから現在までの二人を早いモンタージュで表現しているのですが、それが決して雑な感じではなくてむしろスタイリッシュ。更に、その早いモンタージュの中でもトマが佇む駅やサンドニ門を印象的にさせている所はさすがです♪
それにしても、フランシーヌ役のナタリー・ポートマンが娼婦役でスクリーンに出てる時の髪がブルーだったのですけど、この監督ってカラフルなヘアーがお好きなのでしょうか?(笑)


 「カルチェラタン」
 監督:フレデリック・オービュルタン
    ジェラール・ドパルデュー
 出演:ジーナ・ローランズ、ベン・ギャザラ
    ジェラール・ドパルデュー


(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
アメリカ人のベンは別居中の妻ジーナと正式に離婚するためにパリへやってきた。なじみのレストランで久しぶりに顔を合わせた二人。お互いにまだ気持ちは残っているようだったのだが・・・

この作品はジーナ・ローランズが脚本を書かれているのですね。ビックリ。
お洒落な大人の会話で楽しませてくれる作品。


 「14区」
 監督:アレクサンダー・ペイン
 出演:マーゴ・マーティンデイル


(C)Mathilde BONNEFOY / Victoires International 2006
デンバーで郵便配達をするキャロルが一人で憧れのパリへやってきた。夢に見た街を歩き、食事をし、パリを満喫していたが「きれいね。」と言いたくても誰も側にいないという寂しさも感じていた・・

キャロル役のマーゴ・マーティンデイルの喋るたどたどしいフランス語とかラスト、公園のベンチに座って「何か」を感じた彼女の表情が良かったですね。


長いこと、ここまで読んで下さって有難うございます♪
どうです。名だたる監督とキャスト!
そして、本当は各エピソードの「つなぎ」に使われるはずだった映像を一番最後にもってきた編集の上手さ!
音楽も良かったし観終わった後に余韻の残る素敵な作品でした。
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月の風 (2007/07/23 12:39 PM)
こちらと公開日が全く違うの驚きました。

それにしても、良くこれだけの逸材を集めることができたなぁ、と感心してしまいました。出演者も監督も。
この良さ、言葉にしてしまうと嘘になってしまいそうです。

モン母さんの感想も凄いですね。丁寧にここまで。
久しぶりにパンフを買った映画でした...
モン基地の母 (2007/07/23 2:42 PM)
☆ 月の風さん
こんにちは。具合の方は如何ですか?

そうそう、公開日おっそいですよねー(涙)
それでも劇場で観たかったので公開あって良かったです。

ほんと、好きな監督&キャストがてんもこり〜でビックリですよね。
これ、たった5分なんて信じられない位に内容が濃くてさすがだなーって唸ってしまいます。
確かに、全て感想を書くのは大変でしたけど、書きながらまた映像が蘇ってきて〜楽しかったです。
パンフ・・売り切れでした(涙)









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