Cat Tail * cinema

映画の方はやっぱり韓国版「ラブ・アクチュアリー」の哀しいお話編ってとこでしょうか。
８人の男女（一組は親子）の「別れ」を描いた群像劇としてはどうしても比較してしまいますけど「ラブ・アクチュアリー」のような構成の上手さは感じられないものの、一つ一つのお話も良かったし私的にはやっぱり母親と息子のエピソードとか思うツボな感じで単純に泣かされてしまいました。（笑）
母親ジュヨン演じたヨム・ジョンアとチョン・ウソンの恋人役のイム・スジョンは「箪笥」のコンビなんですねー。
耳の聞こえない妹役のシン・ミナってあの「甘い人生」の子だったと後から知ってビックリ。
こうして見るとかなりキャストも豪華♪皆さん良かったです。

消防士ジヌとスジョンの妹スウンの手話の会話が噛み合わない所とかスットボケなチョン・ウソンが結構笑えました。
溢れる想いを形にするのは難しいけれど、言葉にしないと伝わらないところもあるし失ってから初めて気が付く事もあるんですよね。
ラストのチョン・ウソンの笑顔にはやられました（笑）

まぁベタなエピソードだし無理矢理哀しいお話にしなくてもハッピーエンドの方が良くない？・・みたいな部分はありますけど、あまり構えずに素直に観たら切なさの中にちょっと温かさの残る良い映画だったと思います。